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語録 96

 信仰生活とはどのようなものであるか、パウロはどう考えているかがここで具体的に示される。一言で言えば、キリストの愛をもって行動せよ。一人一人自分の信念に生きよ、ということである。そうすれば、神が目標とされる、義と平安と聖霊による喜びとをいただくことができる。根本の問題は、ひとりびとりが神に対して真実に生きることだけである。人間が人を指導しようなどと考えると、きっと人を罪の中に引き込む結果になる。ことにキリストの愛に生きていない時は、なお更である。(ロマ書)12:1-2で示されているように生きることが、周りの人びとにも神の最善を行う結果になる。これが従順に福音を受け入れると言う言葉の内容である。(『ローマ人へ』241頁。14:13~23註解)
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