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語録 100

 イエスが救世主(キリスト)であると信ずるのは、聖霊の働きによるのである。この時、人は全く別人となる。最も著しいことは、自分のものというものが一つもなくなって、教える者は、神の真理を説いて人々を励まし、慰め、力づけることができる。信者は持っているものをこころから人に提供することが出来るようになって、一つの霊によって結ばれるまことの集会(エクレシア)が生まれる。「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」(Ⅰコリント2:9)とあるように、わたし達の間に御霊が住み給う限り、驚くべき神のみ業は成就し、この世ながらに、神の国の前味を味わわせていただく。この聖霊による互いの結びつきだけが、時代を越え、国境を越え、民族を越えて、世界の人々の心を一つにして、キリスト在し給うまことの平和へと導く。(『使徒行伝の読み方』16頁)
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